猫に名前をつけすぎると

短からぬ人生の間に、一緒に暮した猫の数は6匹。
その中で私が名前をつけたのは4匹。
その4匹の中でも、純粋に自分だけの猫は、1匹。

「月子」って、いい名前だと思います。←自画自賛

しかーし、この名前は、非常に呼びづらい。
声に出してみてください。

「月子」「つきこ」「ツキコ」
「つ」の後の「き」、が特に言いづらくないでしょうか。

その結果、「月子」という正式名称はほとんど使われておりません。

使用頻度が一番高いのは、「つーさん」。あら言いやすい。
その次は「つさ～！」「つさこ～」←「つーさん」から変化

その他「つー！」「つーつん」「つんつん」「つつ子」「つさ太郎」…
（この辺りからもう何が何だか状態に突入）「ツバコ」「つろ子」「ツサンダン」「そこの白い人～」「オニアクマツキコ」「世界で一番極悪非道」「悪いあなたは目がミドリ」（以下続く）

それでも何と呼びかけてもそれなりに反応するんだから、ご苦労なことです。

「すまないねえ、何だか白くてふかふかしてるコロコロのヒト」。



「…名前で呼べ！」






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