2018年６月６日から多分、この先もずっと

つーさん。3年前のこの時間はもう半分昏睡状態だったね。棚の下に自ら潜り込んで苦しげな息遣いをしていたことを思い出します。
ペットシーツを敷き詰めて、せめて寂しくないように小さな招き猫をそばに置いて出勤した下僕。
前日会社を休んでいたとはいえ、何故休まなかったのか。どういうつもりだったのか、思い出せないのです。

看病のため度々仕事を休んでいたことへの罪悪感？まだもう少し頑張ってくれると判断した？
それとも卑怯にも土壇場で命が尽きていくのを見続けることから逃げた？

今でもあの時の自分がわからないのです。

つーさんが夕方まで頑張ってくれたから、帰宅して看取ることができました。
亡骸を整えてから実家や応援してくれた友人知人数人にメール。会社に翌日休むと連絡。動物病院に電話で報告。火葬場を調べて予約。

その後、持病の偏頭痛の発作で何度かトイレで吐く。つーさんに謝って横になる。

痛みは薄情な私への罰だったのかもしれません。それでもいつもの頭痛よりも軽くて数時間で治ったのは、つーさんの優しさだったのか。いや私の勝手な甘えなのか。

毎年6月6日は、つーさんへの感謝と罪悪感、自分への不信と、それでも良くやったのではという気持ちに引き裂かれる日です。
つーさん、ありがとう、と、つーさん、ごめんね、に引き裂かれる日です。