季節の移り変わりを知る。

夏。



秋。













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新しいお茶碗

本来はカフェオレボールらしく、かなり大きめ。
まあ、大は小を兼ねると申しますから…。

つーさん、今日からこれでお願いします。



「中身もたくさん入れてね。」










それはちょっと…
（アナタ、それ以上タルタルになるつもりですかっ？！）


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ああ…やってもうた…

昨日の土橋戦力外ショックから立ち直れないせい？

うっかり、つーさんのお茶碗の上に鍋を落として、割ってしまいました。

ああ…

あああ…











つーさん、ご、ご、ご、ごめんなさい。

「形あるもの、いつかは壊れる。アタシだって、鬼でもなければ、蛇でもないのよ」









（え～、オニ悪魔月子で、おまけに白蛇なのでは…）

「ナ・ニ？（ぱしっ！）」








な、なんでもないです。新しいお茶碗買ってきます！


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かーさんがー夜なべーをして

創意工夫に満ちた我が母。
部屋に落ちていたヒモと、半分壊れかかった猫じゃらしを組み合わせ、
新しいおもちゃを作ってくれました。














置手紙によると、これでつーさんと、
1時間も遊んでくれたそうです。しかも、夜中の0時30から…
すまない、母よ。ありがとう母よ。

















ゴムひもに加えて、新しいお気に入りができました。


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ただいまつーさん

3日間の旅から戻ってきて、部屋のドアの前に立ったとき、ちょっと楽しみでした。
つーさんが、どういう態度を取るか。

いざ、ドアを開けて見ると…

玄関先に迎えに出ていてくれたけれども、大騒ぎも、無視も、大甘えもなし。
一度足元に“すりっ”としたくらいで、いつもと大して変わらない、あっさりしたものでした。

何だ。
ちょっと拍子抜け。

母親が気を遣って良く面倒をみてくれていたし、
離れていたのはたった3日間だもんなー、つーさん、結構平気なんだー。
ほっとしたような、ちょっぴり残念なような、そんな気持ちで、その日は布団に入りました。

次の日の早朝。

まだ薄暗い中、ふと目が覚めました。
つーさんのお腹の近くに私の顔が来ていたので、
「あー、つーさんのふかふかぁだあ～」といつものように、
頬をお腹の毛に埋めて感触を確かめ…

気配を感じて、ふっと顔を上げると、
つーさんが私をじっと見ていました。















いつもなら、目が合ってもちょっとしたら、すっと目をそらすつーさんが、
瞬きもせずに、私のことを見つめ続けている。

ごめんね、ごめんね。やっぱりさみしかったんだね。
私は、ちゃんと、ここにいるよ。

私もつーさんに会えなくてさみしかったよ。
今日からまた、一緒だからね。末永くよろしくね。


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