白猫・月子に振り回される毎日。でも、愛してるぅ~~!だから全部許す(笑)。
“ヤクルトスワローズ(燕さんチーム)”“ムーンライダーズ”もちょっとあります。
2007.08.16
Category …ワタシの猫たち
※今日のkawoossanはかなりセンチメンタルです。
駅ビル内の店で、タオルを何の気なしになでた途端。
懐かしい柔らかな手触りが、子どもの頃の夏の想い出を呼び出しました。
若かった母親のタオル地の半袖セーター。鮮やかな黄色。
ワタシはその手触りが大好きで、母親が大好きで、くっついては手のひらでスリスリしてましたっけ。
既に失われたものに触れることはできないのですが、
ふとした瞬間、意外なところから、記憶の扉が開くものです。
先日、実家にしまってあった旅行用のスーツケースを、10年近くぶりに開く機会がありました。
底の方をのぞくと、片隅に白いものが。
胸が熱くなりました。2代目ちいこの毛です。
つーさんの毛よりも硬めで、コシが強い、ちいこの毛。
たった1本の毛から、津波のようにその存在がよみがえってきました。
初代ちいこが死んでから、津軽海峡を越えて引越しをした我が家。
「白いねこ欲しいね」と口々に言っていた家族の前にひょっこりと現れた、初代ちいこと同じ、真っ白なねこ。
「初代ちいこが、我が家に遣わしたんだ!」と家族の一員となりました。
賢いけれど気が強くて、ご近所のめす猫たちと縄張り争いを繰り広げ、何度も負傷しました。母やワタシたちは、何度獣医さんに駆け込んだことか…
ワタシはちいこが可愛くて大好きで、学校から帰ると真っ先にちいこを探しました。
でも、ワタシの愛情表現は、寝ているところを
「ああぃしてるぅ~!」と抱き上げたり、約14センチの短いしっぽをきゅっ♪と掴んだりで、数限りなくねこパンチを食らいましたね~。
いや~コドモでしたから~(ん、今のつーさんに対するのと変わらん?)
夜中に外に出たいときは、最も甘い父親を利用しました。
寝ている父の顔にお腹の毛が当たるように、何度も行き来するのです。
仕方なしにちいこの帰りを待つ父。
「もう、知らん!勝手にしろ!もう、寝る!」と、堪忍袋が切れる一瞬前に、
「にゃ~」と帰ってくるも、窓のそばにいる父を大迂回するという、傍若無人っぷり(笑)。
まだ小さかった妹は、母を巡るライバルだったのでしょう。妹が母の膝に乗ると、その間に割り込んでいましたっけ。
小学校6年から28まで、ちいこがいることが当たり前で、ちいこのいない生活など考えられませんでした。
耳のガンでちいこを失う直前、ワタシは何度も何度もちいこをなでました。
既に手の施しようがなくなり、どうやって送り出すのが一番なのか、獣医の経験がある知人に尋ねました。
彼女は、こういってくれました。
「家族みんなで、声をかけながらなでてあげるのが一番だと思うよ」
無事な方の耳と、手術で取り去ってしまった耳の手触り。
大好きだった鼻のつむじ部分の毛。
おでこの短い毛は硬めの感触。
毛で隠れていたけれど、ケンカの傷が盛り上がったハゲがあった左ほほ。
アーモンド形の緑色の目。何度もねこパンチを食らわせられた前手手。
痩せてとんがってしまった肩甲骨、背骨。
そして、ちいこの証である不思議な長さの可愛いしっぽ。
手のひらで、ほほで、唇で、ちいこのことを全身で覚えていようと泣きながら触りました。
「ちいこありがとう」「ごめんね。ずっと大好きだよ」
1月末の、青く晴れ渡った日曜日の朝。
家族全員に囲まれて、ちいこは旅立ちました。
もう二度と、ちいこに触れることはできません。
でも、ワタシは今でも、ちいこの感触を覚えています。
ふとした瞬間にその感触がよみがって、涙ぐんだり、にっこり笑ったり、心が温かくなったり、胸が苦しくなったり…
人間の感情というのは、忙しいものです(笑)。
確かにいえることは、
「ちいこぉ、あぁいしてるぅ~!」
「白猫最高!」
つーさんにも、これからもたくさん触るからね~
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駅ビル内の店で、タオルを何の気なしになでた途端。
懐かしい柔らかな手触りが、子どもの頃の夏の想い出を呼び出しました。
若かった母親のタオル地の半袖セーター。鮮やかな黄色。
ワタシはその手触りが大好きで、母親が大好きで、くっついては手のひらでスリスリしてましたっけ。
既に失われたものに触れることはできないのですが、
ふとした瞬間、意外なところから、記憶の扉が開くものです。
先日、実家にしまってあった旅行用のスーツケースを、10年近くぶりに開く機会がありました。
底の方をのぞくと、片隅に白いものが。
胸が熱くなりました。2代目ちいこの毛です。
つーさんの毛よりも硬めで、コシが強い、ちいこの毛。
たった1本の毛から、津波のようにその存在がよみがえってきました。
初代ちいこが死んでから、津軽海峡を越えて引越しをした我が家。
「白いねこ欲しいね」と口々に言っていた家族の前にひょっこりと現れた、初代ちいこと同じ、真っ白なねこ。
「初代ちいこが、我が家に遣わしたんだ!」と家族の一員となりました。
賢いけれど気が強くて、ご近所のめす猫たちと縄張り争いを繰り広げ、何度も負傷しました。母やワタシたちは、何度獣医さんに駆け込んだことか…
ワタシはちいこが可愛くて大好きで、学校から帰ると真っ先にちいこを探しました。
でも、ワタシの愛情表現は、寝ているところを
「ああぃしてるぅ~!」と抱き上げたり、約14センチの短いしっぽをきゅっ♪と掴んだりで、数限りなくねこパンチを食らいましたね~。
いや~コドモでしたから~(ん、今のつーさんに対するのと変わらん?)
夜中に外に出たいときは、最も甘い父親を利用しました。
寝ている父の顔にお腹の毛が当たるように、何度も行き来するのです。
仕方なしにちいこの帰りを待つ父。
「もう、知らん!勝手にしろ!もう、寝る!」と、堪忍袋が切れる一瞬前に、
「にゃ~」と帰ってくるも、窓のそばにいる父を大迂回するという、傍若無人っぷり(笑)。
まだ小さかった妹は、母を巡るライバルだったのでしょう。妹が母の膝に乗ると、その間に割り込んでいましたっけ。
小学校6年から28まで、ちいこがいることが当たり前で、ちいこのいない生活など考えられませんでした。
耳のガンでちいこを失う直前、ワタシは何度も何度もちいこをなでました。
既に手の施しようがなくなり、どうやって送り出すのが一番なのか、獣医の経験がある知人に尋ねました。
彼女は、こういってくれました。
「家族みんなで、声をかけながらなでてあげるのが一番だと思うよ」
無事な方の耳と、手術で取り去ってしまった耳の手触り。
大好きだった鼻のつむじ部分の毛。
おでこの短い毛は硬めの感触。
毛で隠れていたけれど、ケンカの傷が盛り上がったハゲがあった左ほほ。
アーモンド形の緑色の目。何度もねこパンチを食らわせられた前手手。
痩せてとんがってしまった肩甲骨、背骨。
そして、ちいこの証である不思議な長さの可愛いしっぽ。
手のひらで、ほほで、唇で、ちいこのことを全身で覚えていようと泣きながら触りました。
「ちいこありがとう」「ごめんね。ずっと大好きだよ」
1月末の、青く晴れ渡った日曜日の朝。
家族全員に囲まれて、ちいこは旅立ちました。
もう二度と、ちいこに触れることはできません。
でも、ワタシは今でも、ちいこの感触を覚えています。
ふとした瞬間にその感触がよみがって、涙ぐんだり、にっこり笑ったり、心が温かくなったり、胸が苦しくなったり…
人間の感情というのは、忙しいものです(笑)。
確かにいえることは、
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プロフィール
HN:
kawoossan
性別:
女性
自己紹介:
kawoossan:白猫月子(つーさん)の下僕。
月子(つーさん・♀):雑種の駄ネコ。下僕に厳しく、自分に甘く。
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