白猫・月子に振り回される毎日。でも、愛してるぅ~~!だから全部許す(笑)。
“ヤクルトスワローズ(燕さんチーム)”“ムーンライダーズ”もちょっとあります。
2006.12.24
Category …ワタシの猫たち
抱いているのは、
タヌキではありません。
一応、猫です。
1999年、1月末。2代目、ちいこが17年の生涯を終えた時、私たち家族は、「1年間、ちいこの喪に服す。1年後、新しい子猫を迎える」と決めました。
猫のいない生活は、何となく空疎で、ちいこの不在がひしひしと感じられたものです。
そんな1年がもうすぐ終わる12月25日、クリスマスの夜。
私はちょっとした用事で、庭に出ました。
庭には、近所の野良ちゃんのために、ドライフード入りのお皿が置いてあったのですが、そこから
ボリボリッ…ボリボリリボリッ…
ガリボリボリボリボリボリボリッツ
ものすごい音に振り返ると、そこには、
謎のカタマリ…!
「えええっ?!!」
と思わず声を上げてしまった私に驚いたカタマリ、逃げようと身構えました。
よーく見ると、それは巨大な猫。
ちょっと安心して
「おいで、逃げなくていいよ~、食べな」と声をかけたら、
ふっと緊張を解いて、のそりのそりとやって来ました。
私は家の中の母に向かって
「ねー、犬みたいな猫がいるよ~~!」と声をかけました。
(母はいまだに、この“犬みたいな猫”という言葉が忘れられないそうです)
様子を見ようと母がベランダの戸を開けたとたん、家の中に入り込んで
「ぅにゃやぁ~~~~~~~~~~ぁ~~~ん♪」体に似合わない、まさに猫なで声。
その時、既に、来年迎える子猫が決まっていました。
私は心を鬼にして、その巨大な猫を捕まえ、「お前を飼う訳にはいかないんだよ」と外に出しました。
しかーし、この猫、一筋縄では行かないヤツでした。
その夜から、庭を一歩も離れなかったのです。
外においてあった靴の箱の中に無理やりその巨大な体をめり込ませ…、誰かが庭に出ると、愛想の限りを尽くした態度で「ぅにゃやぁぁ~~ん♪」「ぅにゃやぁ~~ぁ~~~ん♪」
「お前は、飼えないの!」と家の外に置いてきても、私よりも先に庭に戻って、「ぅにゃやぁ~~~~ぁ~~~ん」
「ダメなの!」「ぅにゃやぁ~~~~ぁ~~~ん」
「ダメーっ!」、「ぅにゃやぁ~~~~ぁ~~~ん」(以下、延々続く)
この攻防が終わったのは、翌年の1月2日朝。
「俺は、コイツ飼うぞ!!!
家に入れてやれ!」
1週間を越える、脅威の粘りに根負けしたのか、感心したのか、父親の鶴の一声で、犬みたいな茶トラ猫が、うちの猫になりました。
名前は「フク」。福を運んでくるようにと、父親が付けました。
太鼓腹、ものすごい食欲、「んぶえくしょ~~ん!!」というくしゃみ、
私には、おっさんにしか見えなかったので、別名は、「フクじおっさん」。
新しく迎える子猫との相性が心配だったのですが、すぐに私たちは、「フクがいてくれて助かった…」と感謝するようになるのです。
フクじと、新しい子猫、海(かい)ちゃん。
フクは、暴れん坊の海ちゃんの面倒を良く見てくれました。
詳細は改めますが、フクが教育&お世話してくれなかったら、あまりの暴れん坊っぷりに、我々一家は倒れていたかもしれません。
感謝・感謝です。
しかーし、フクの食費、破壊癖(カーペットやソファ、座布団、ふすま、障子がどのくらい犠牲になったことか…)で、トントンかも…
実は、フクはもう、この世にはいません。
我が家で暮したのは、5年弱。私はフクが来た翌年には家を出たので、一緒に過ごした時間は短いのですが、思い出すと笑ってしまうような思い出をたくさんくれました。
明日はクリスマス。
フクが、我が家にやって来てくれた、記念日です。
ランキング参加中です
お気に召していただけたら
↓クリックをお願いします
タヌキではありません。
一応、猫です。
1999年、1月末。2代目、ちいこが17年の生涯を終えた時、私たち家族は、「1年間、ちいこの喪に服す。1年後、新しい子猫を迎える」と決めました。
猫のいない生活は、何となく空疎で、ちいこの不在がひしひしと感じられたものです。
そんな1年がもうすぐ終わる12月25日、クリスマスの夜。
私はちょっとした用事で、庭に出ました。
庭には、近所の野良ちゃんのために、ドライフード入りのお皿が置いてあったのですが、そこから
ボリボリッ…ボリボリリボリッ…
ガリボリボリボリボリボリボリッツ
ものすごい音に振り返ると、そこには、
謎のカタマリ…!
「えええっ?!!」
と思わず声を上げてしまった私に驚いたカタマリ、逃げようと身構えました。
よーく見ると、それは巨大な猫。
ちょっと安心して
「おいで、逃げなくていいよ~、食べな」と声をかけたら、
ふっと緊張を解いて、のそりのそりとやって来ました。
私は家の中の母に向かって
「ねー、犬みたいな猫がいるよ~~!」と声をかけました。
(母はいまだに、この“犬みたいな猫”という言葉が忘れられないそうです)
様子を見ようと母がベランダの戸を開けたとたん、家の中に入り込んで
「ぅにゃやぁ~~~~~~~~~~ぁ~~~ん♪」体に似合わない、まさに猫なで声。
その時、既に、来年迎える子猫が決まっていました。
私は心を鬼にして、その巨大な猫を捕まえ、「お前を飼う訳にはいかないんだよ」と外に出しました。
しかーし、この猫、一筋縄では行かないヤツでした。
その夜から、庭を一歩も離れなかったのです。
外においてあった靴の箱の中に無理やりその巨大な体をめり込ませ…、誰かが庭に出ると、愛想の限りを尽くした態度で「ぅにゃやぁぁ~~ん♪」「ぅにゃやぁ~~ぁ~~~ん♪」
「お前は、飼えないの!」と家の外に置いてきても、私よりも先に庭に戻って、「ぅにゃやぁ~~~~ぁ~~~ん」
「ダメなの!」「ぅにゃやぁ~~~~ぁ~~~ん」
「ダメーっ!」、「ぅにゃやぁ~~~~ぁ~~~ん」(以下、延々続く)
この攻防が終わったのは、翌年の1月2日朝。
「俺は、コイツ飼うぞ!!!
家に入れてやれ!」
1週間を越える、脅威の粘りに根負けしたのか、感心したのか、父親の鶴の一声で、犬みたいな茶トラ猫が、うちの猫になりました。
名前は「フク」。福を運んでくるようにと、父親が付けました。
太鼓腹、ものすごい食欲、「んぶえくしょ~~ん!!」というくしゃみ、
私には、おっさんにしか見えなかったので、別名は、「フクじおっさん」。
新しく迎える子猫との相性が心配だったのですが、すぐに私たちは、「フクがいてくれて助かった…」と感謝するようになるのです。
フクじと、新しい子猫、海(かい)ちゃん。
フクは、暴れん坊の海ちゃんの面倒を良く見てくれました。
詳細は改めますが、フクが教育&お世話してくれなかったら、あまりの暴れん坊っぷりに、我々一家は倒れていたかもしれません。
感謝・感謝です。
しかーし、フクの食費、破壊癖(カーペットやソファ、座布団、ふすま、障子がどのくらい犠牲になったことか…)で、トントンかも…
実は、フクはもう、この世にはいません。
我が家で暮したのは、5年弱。私はフクが来た翌年には家を出たので、一緒に過ごした時間は短いのですが、思い出すと笑ってしまうような思い出をたくさんくれました。
明日はクリスマス。
フクが、我が家にやって来てくれた、記念日です。
ランキング参加中です
お気に召していただけたら
↓クリックをお願いします
白猫が好き☆ |
PR
maan23さん
でかいでしょ(笑)。でも、性格はおっとりしていて、よその猫にケンカを売られても、困った顔で見ていたっけ…
タヌキ、もとい、フクを抱っこしているのは、5年前くらいのワタクシです。
タローくんの写真があったら見せてください♪
タヌキ、もとい、フクを抱っこしているのは、5年前くらいのワタクシです。
タローくんの写真があったら見せてください♪
無題
フクちゃん初めまして!
私は初めてブログを読んでいてどきどきしてしまいました。
続きが・・・最後はどうなったの!?フクちゃ~ん!!!!みたいな感じで(笑)
なんとお父様の鶴の一声で飼う事が決まって、本当に良かったです。クリスマスの夜にまさしく福を運んできてくれたんですね。庭から離れなかったのも、一生懸命アピールしたのも、絶対ココに住みたい!って思ってくれてたんですね。なんか素敵な運命も感じました。
感動しました。
私は初めてブログを読んでいてどきどきしてしまいました。
続きが・・・最後はどうなったの!?フクちゃ~ん!!!!みたいな感じで(笑)
なんとお父様の鶴の一声で飼う事が決まって、本当に良かったです。クリスマスの夜にまさしく福を運んできてくれたんですね。庭から離れなかったのも、一生懸命アピールしたのも、絶対ココに住みたい!って思ってくれてたんですね。なんか素敵な運命も感じました。
感動しました。
フクちゃん!
以前、コメントいただいた話のフクちゃん&海ちゃん・・・フクちゃん、ほんとにデカイですね~!(*^_^*)
でも、ホロッときました。
いすわっちゃったのも、kawoossanさん家がよほど居心地よかったんですね(^^)
また、フクちゃんの思い出話、聞かせてください♪
でも、ホロッときました。
いすわっちゃったのも、kawoossanさん家がよほど居心地よかったんですね(^^)
また、フクちゃんの思い出話、聞かせてください♪
あるこさん
読んでくれてありがとうございます~(照れ照れ)。
フクも必死だったんだと思います。はじめはものすごく気を遣って、「僕、いい猫です」って態度だったんですけど、我々一家が猫バカと察するや、態度がでかくなりました(笑)。
でも、フクのおかげで、我が家は、たくさんのシアワセをもらいました。
フクも必死だったんだと思います。はじめはものすごく気を遣って、「僕、いい猫です」って態度だったんですけど、我々一家が猫バカと察するや、態度がでかくなりました(笑)。
でも、フクのおかげで、我が家は、たくさんのシアワセをもらいました。
まどやんさま
普段はぼーっとしてるのに、イザ、という時は俊敏だったなあ。海ちゃんは、いい兄ちゃんを持ったと思います。
ボーイズにも抱っこさせてくれたいいヤツだったね。海ちゃんはケチのビビリだからなー、つーさんも。
ボーイズにも抱っこさせてくれたいいヤツだったね。海ちゃんはケチのビビリだからなー、つーさんも。
こたぼんの母さん
コメント、覚えていてくれたんですか~ありがとうございます…
フク、デカイですよね~。抱っこするときも、気合を入れないと腰を痛めそうでした(笑)。
フク&海は、ナイスコンビだったと思います。こたぼんくん&ふぅちゃんも、ナイスコンビですね!
フク、デカイですよね~。抱っこするときも、気合を入れないと腰を痛めそうでした(笑)。
フク&海は、ナイスコンビだったと思います。こたぼんくん&ふぅちゃんも、ナイスコンビですね!
●この記事にコメントする
プロフィール
HN:
kawoossan
性別:
女性
自己紹介:
kawoossan:白猫月子(つーさん)の下僕。
月子(つーさん・♀):雑種の駄ネコ。下僕に厳しく、自分に甘く。
月子(つーさん・♀):雑種の駄ネコ。下僕に厳しく、自分に甘く。
カテゴリー
最新記事
カレンダー
本棚
最古記事
ブログ内検索
アクセス解析
最新トラックバック