借りたいものは…

北の大地の恵み、ハスカップ。
親戚のおじさんからのいただき物です。いつもご馳走様です！
ブルーベリーともプルーンともまた違った、甘酸っぱさの中に
さわやかな風味～！

さあて、トーストにのせようか、ヨーグルトに入れようか♪





…

うぬぅうううううううううううううううううう！！！




ビンのふたが、開かない…！

そんな殺生なぁあああ～。

温めても、布を巻いて掴んでも、びくともしない…
最盛期、左右とも40近い握力を誇ったワタシをして、開かないとは、
このビンの根性、見上げたもんだぜ。

そうこうしているうちに、トーストは冷める、ヨーグルトは人肌に近付く…

あああ、もう、
ねこの手も借りたい！

つーさん「で、貸した場合の見返りは？」










じゃあ、
白蛇サマ助けて！

白蛇サマ「神通力の無駄遣いはできません！

け、決してビンを開けられないからじゃないわ、言っておくけど！！」




じゃ、じゃあ、
前手手カバぁ･･･

前手手カバ「あらぁ～～、頼られたわぁ～。




そうねえ～～




だってねえ～～

本物のねこの手は、

　　　　前手手カバだけだものねえ～」


しーっ！しーーーっ！！！ソレ言ったらマズイでしょ～～～！！



やっぱり自力で開けるしかないのね…
くっそぉ～～！！こういう時のために、ダーリンの1人や2人、部屋に常備しておくべきだわ！！←違

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